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飽きない名車・W650・インプレ 理想のバイク

今回はKawasaki W650のインプレです。



Kawasaki W650 独自採点評価


1.横に立っての押し引き取り回し

★★★★★★★☆☆☆


2.トルク感(加速力)

★★★★★★☆☆☆☆


3.パワー感(高回転の伸び)

★★★★★★☆☆☆☆


4.気楽さ

★★★★★★★☆☆☆


5.疲れにくさ

★★★★★★★★☆☆


6.上がりのバイクになり得るか

★★★★★★★★☆☆



1.横に立っての取り回し

bike-lineage.org

W650は装備重量200kg程の大型バイクです。
車格はSR400より一回り大きいとまではいかない位の大きさになります。
横に立っての取り回しは、SR400に比べればズッシリときますが、W650は重心が低いため、重量の割には楽かと思います。
ガレージからの出庫時やコンビニでの向き変え等は比較的余裕があります。
大型バイクの中では比較的楽な部類に入る車種です。
W650より軽量なMT07と比較しても、車高と重心の関係でW650の方が断然楽です。
メインスタンドを上げる際は重量があるため、さすがにSR400のようにヒョイッとはいかず、テコの原理を使いながら、ヨッコラショという感じで上がります。
慣れるまでは大変ですが、コツを掴めば一発で上がるようになります。

2.トルク感


W650は唯一無二の美しいバーチカルツインエンジンが搭載されています。
低回転からフラットな太いトルクを感じられ、中回転辺りからスムーズに回りだし伸びていく印象です。
低~中回転までの間に微振動が出る回転域がありますが、どうやらメーカーが意図的に作った演出のようです。
ハンドリングはタイヤの影響もあり若干切れ込む印象がありますが、慣れればそれ程苦にはならないかと思います。



3.パワー感


中回転からの伸びはスムーズに回り、120km巡航も余裕があります。
そこから加速しまだ速度を上げられる余力があります。

このエンジンは低回転の粘りと全域で心地よいトルクが感じられ、上もそこそこ良く回り、筆者はわりと好みのエンジンです。



4.気楽さ 5.疲れにくさ


横に立っての取り回しも比較的楽で、ガレージ出庫もそれ程気を遣わずに出来ます。
乗車姿勢も無理がなく、排気音も心地好いので、長距離ツーリングもそれ程疲れず楽しむ事が可能です。


youtu.be

マフラーについて


余談ですが、筆者は現在基本的にほとんどの車種で純正マフラーを付けています。
ハーレー系の場合は、北米純正マフラー1択です。
それこそ20代、30代の頃は様々な車種に様々なメーカーのマフラーを取っ替え引っ替え付けて乗っていました。
ですが現在はあまり大きな排気音が好みではなくなり、低~中回転のトルクが太いマフラーを選ぶようになりました。
低中回転のトルクが太い方がサーキット以外のあらゆるシチュエーションで楽なのです。
必然的に低中回転のトルク落ちが酷い社外マフラーではなく、純正マフラーとなった訳です。

しかしながら、W650だけは違いました。

youtu.be


W650の純正マフラーはあまりにも抜けが悪いようで、デイトナや、ビートなどの、連結菅があるタイプのフルエキマフラーに交換した場合、低中回転のトルクが落ちる事がなく、むしろ低回転~高回転まで全域でトルクが太くなる事が分かりました。

今まで社外マフラーに換えて全域でトルクが増えた車種はW650ただ1車種だけです。
W650の純正マフラーがいかに糞詰りである事が分かりました。

そこで、いくつかマフラーを試してみましたが、ポッシュやダイワ(ポッシュと大和は過去に入手比較済み)など連結菅がなく、左右独立菅の場合は、抜けが良すぎ、左右の排気干渉も出来ないため、音ばかり大きくなり、全域でトルクダウンする事が分かりました。

ビートのナサートかデイトナ辺りの連結菅があり、純正より少しだけ抜けが良くなる位のマフラーがベストなようです。

筆者は最終的にデイトナの現在廃盤のトライアンフタイプを付けていました。

排気音も心地好く、全域でトルクが太くなり、純正を越えた最高のマフラーでした。


2023.0610 追記

最近初期型W650(W650二台目)を手に入れましたので、W800の純正マフラーとビート(BEET)のナサートトラッドマフラーをヤフオクで探してきて装着して比較してみました。

勿論キャブのセッティングはマフラーごとに調整して比較しています。

W800純正マフラーはさすがに設計が最新でトルクが厚くなる造りになっています。

W650純正マフラーよりも低回転から断然トルクが太くそして抜けも良くなっていますので高回転の伸びも良く文句のつけどころがないパーフェクトなマフラーです。

筆者はW800車体も所持していましたのでW800(770cc)と比較するとW650(675cc)にW800純正マフラーの組み合わせでキャブセッティングを合わせた場合は、W800とW650の加速は大差ない印象を受けました。

それほどW650にW800純正マフラーの組み合わせは素晴らしい性能だと感じます。

W800純正マフラーの欠点をあげるならば静かすぎるところだけですかね。

静かで高性能なマフラーが欲しい場合はW800純正マフラーがベストかと思います。


ビートナサートトラッドマフラーはエキパイもサイレンサーも硬く薄いステンレスで出来ていますのでかなり軽量です。

その分消音効果は少ないのでエキパイからも太い音が漏れて聞こえます。

純正マフラーの分厚いエキパイには理由があってエキパイでも消音しているのですね。

ですのでステンレスのサイレンサーにバッフルを詰めたところでそれほど消音効果はありません。

しかしながらJMCA認定されていますのでポッシュや大和と比較すれば音量はまだ小さい方です。

ポッシュや大和は連結管もなくサイレンサーもほぼ直管ですからバリバリと音が割れてアメリカンの竹やりマフラー(ドラッグパイプ)のように下品な音質でかなりうるさいです。

肝心のビートナサトラマフラーの性能ですが、連結パイプがあるためポッシュや大和などに見られるトルク落ちはそこまでは感じませんがW800純正マフラーと比較すればやはり落ちます。

W650純正マフラーとの比較でしたらW650純正マフラーは酷い造りですからトルクアップしたと感じるかもしれません。

デイトナトライアンフマフラーと比べるとデイトナの方がトルクが出ていた印象で、音もデイトナの方が乾いた上品なちょうど良いいい音に感じました。

ただデイトナマフラーは全体が分厚い鉄製で重く、ステンレスのビートマフラーと比べると錆びますし廃盤で入手もなかなか困難ですのでその辺りがが欠点ですかね。

そう考えますと、性能も音もそこそこ良いビート(BEET)ナサトラマフラーはW650の社外マフラーの選択肢の中では良い選択なのではないかと感じました。

ワイバンクラシックマフラーは筆者は入手した事がありませんので比較は出来ませんが、連結部がない独立管のためトルクは落ちるのだろうと思われます。

ハーレー系のマフラーにも同じ事が言えますが排気効率というものは連結するかしないかで大きくトルクの出方が変わるという事ががよく分かります。

6.上がりバイクになり得るか

横に立っての取り回しも比較的楽で、ガレージからそこそこ気楽に乗り出す事が可能で、乗車姿勢も無理がなく、心地好い排気音と公道では必要十分なトルクと上の伸びがあり、長距離もあまり疲れません。

この位の車格までが平均的な日本人の体格でギリギリストレスなく気軽に取り回せる大きさと重さと出力バランスのちょうど良いラインかと感じます。

筆者のようなオン、オフどちらも好きな方の場合であっても、前後ブロックタイヤに交換し、スクランブラー化してしまえば、重量があり大変ではありますが、セルスタートもあり、再始動も容易なため林道やダートに入る事も可能にはなります。

総合的に見ますと、W650は上がりバイクになり得る可能性が高い車種だと感じます。
もう少し軽かったら林道に臆する事なく入れ、パーフェクトな感じはしますが、あの美しいエンジン自体が大きく重いので、仕方がないかなと思います。
筆者はかなり好みの車種です。

W800は興味があるのですが、未だ所有も試乗もした事がありませんので、乗る機会がありましたら、またインプレしていこうと思います。

追記
W800所有しましたので下記ページにてインプレしています。

W650、非常に味がありよく走り乗り易く上がりのバイクになる可能性が高い非常に良いオートバイです。

追記、W800を所有しましたのでこちら比較インプレです。
zzr1200romichannel.hatenablog.com
こちらは筆者の現在のメイン機、大型キラーDRZのインプレになります。
zzr1200romichannel.hatenablog.com
zzr1200romichannel.hatenablog.com
zzr1200romichannel.hatenablog.com
zzr1200romichannel.hatenablog.com
zzr1200romichannel.hatenablog.com
zzr1200romichannel.hatenablog.com
zzr1200romichannel.hatenablog.com

最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
次回は他車種をインプレしていきます。

こちらは筆者が愛用しているおすすめ整備グッズです。

こちらは筆者愛用のシリコン性液体ガスケットです。いくつか試しましたがこちらのワコーズ製が一番使い易く、排気漏れからオイル漏れやゴム部品(インシュレーターやパッキン)補修まで様々な用途に使えて非常に便利です。
ワコーズ製品は多少高価ですが一本持っておけば常温保存で数年使えますので費用対効果は抜群です。色も半透明ですのではみ出しても目立ちにくく非常に使い勝手が良いです。整備に興味ある方は買わなきゃ損な万能ガスケットです。

こちらは筆者愛用の耐ガソリン性の油性液体ガスケットです。前記のワコーズガスケットメイクはシリコン性ですので耐油性は強力ですが耐ガソリンではありませんので燃料には弱いです。こちらは耐ガソリンに特化した製品ですので燃料が流れるキャブレターのパッキン補修などにはこちらを使っています。硬化も早くキャブの燃料漏れに効果抜群です。色もグレーなのではみ出ても目立ちません。よくある茶色の目立つ色ですと錆のように見えて非常に汚く感じます。こちらは常温ですと固まり易いので冷蔵庫で保存しています。こちらの耐ガソリン油性ガスケットと前記耐油シリコンガスケットを持っていれば大抵の整備には事足りますので他のガスケットは必要ないと感じます。

こちらはキャブレター用です。安価でサイズも豊富で1セット持っていると非常に助かります。

こちらは筆者愛用のエアポンプです。ゲージ付きで高圧タイヤのロードバイク用ですので勿論オートバイにも使えます。たまにショップで窒素を入れるよりも毎週家で規定値の空気を入れた方がハンドリングが良好になる印象です。高圧ですのでタイヤ交換時のビードも上げてくれます。チューブタイヤは勿論、チューブレスタイヤビードまで上げてくれますのでコンプレッサーいらずの優れもので長年重宝しています。各メーカー色々ありますがパナレーサーが耐久性が有りおすすめです。

こちらは筆者愛用の燃料添加剤です。給油ごとに30mL程入れています。フューエル1と同等の成分でキャブレター内やインジェクター、ピストンまで綺麗にしてくれます。長年使っておりますが抜群の効果でフューエル1よりも安価でコスパが良く非常におすすめです。

こちらは筆者愛用のスマホホルダーです。スマホカバー&リング付きでも入る優れものなので激しくおすすめします!15mmの厚さのスマホが入った時はめっちゃ感動しました。今でも重宝しています。

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