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隠れた名車・ZZR1200・インプレ 理想のバイク

今回はZZR1200のインプレです



こちらは筆者がvmax1200の次に乗り出した車両です。



まだ若い頃でしたのでわりと派手目になっていました。



ZZR1200は国内仕様が存在せず、全て逆輸入車になります。
ヘッドライトの形状からミッキーという通称で呼ばれているようです。

ZZR1200独自採点評価


1.横に立っての押し引き取り回し

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


2.トルク感(加速力)

★★★★★★★☆☆☆


3.パワー感(高回転の伸び)

★★★★★★★★★☆


4.気楽さ

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


5.疲れにくさ

★★★★★☆☆☆☆☆


6.上がりのバイクになり得るか

★★★☆☆☆☆☆☆☆





1.横に立っての押し引き取り回し

bike-lineage.org

ZZR1200は装備重量270kg程あり、車格も大きく、近年のZZR1400や隼などよりも車高と重心が高く扱いにくい印象です。

セパレートハンドルという事もあり、横に立っての取り回しは実に大変で、大変気を遣います。

地面が砂利や、アスファルトに砂がかかっている場合などの際は、足を滑らせると簡単にひっくり返す車格と重量があります。

ZZR1400や隼、またはハーレー系の方が車高と重心が低いため、ZZR1200よりは比較的取り回しがまだ楽な印象です。

正直に言いまして、筆者が今まで走らせてきた数十車種の中で、取り回しはワーストクラスの車種です。

アフリカツインやBMW1200GS等ビッグアドベンチャー系に匹敵する程取り回しは厳しい印象です。

2.トルク感


ZZR1100から受け継いだ直列4気筒1200ccエンジンを搭載しております。

インジェクション化される直前の熟成されたキャブレター最終モデルという事もあり、高回転型エンジンですが、低回転から太いトルクを感じる事が出来ました。

200kmまでの加速は10秒もかからないと、重量を感じさせない加速力があります。
こちらの車両の前に乗っていたvmax1200より断然速かった印象です。

正直vmax1200は評判程速い車種ではありませんでした。

zzr1200romichannel.hatenablog.com



3.パワー感


当時の世界最速の座はZX12Rに譲り、ZZR1200はハイスピードツアラーという立ち位置となりましたが、まったりゆっくりと走るモデルとなった訳ではありませんでした。

ラムエア加圧時160馬力を超えていますので200kmまではあっという間で、300km付近まで何事もなく伸びていきます。

大きなカウルの恩恵もあり、速度を出せば出す程にビシッと安定していく印象でした。

250km付近になりますと、トンネルを走っている訳ではないのに透明なトンネルを走っているような景色でした。
勿論サーキットでの話です。

熟成されたキャブレター最終モデルという事もあってか、吹け上がりはスムーズでキャブレターの不調は1度もなかったと記憶しています。


4.気楽さ


ガレージからの出庫時や、コンビニでの向き変え等はかなり気を遣い、だいぶ疲れますしストレスフルなため、気楽さは皆無です。
大きく重く、セパレートハンドルのためUターンもままなりません。

筆者はこの車種に乗ってから初めてダウンサイジングをしていこうと考え始め、ミドルクラスに乗り継いでいくきっかけとなった重要な車種でした。

zzr1200romichannel.hatenablog.com

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5.疲れにくさ


走り出してしまえば、乗車姿勢もリッターSSのように逆立ちしているようなきつい感じではありませんのでそれ程疲れません。

低回転トルクも太いので一般道も不便はなく、160馬力のパワーで高速道路も余裕があります。



ハンドリングはクセがなくニュートラルで、重量がありますので、寝かし込みにはモッサリ感はありますが、意外と曲がり易い印象です。

車格が大きく車高が高いため、渋滞時や、信号の多い道などでは足着きが悪く正直疲れます。

長距離ですと高速道路上は快適なのですが、高速道路を降りた後のストップアンドゴーは苦手でかなり疲れる印象です。


6.上がりのバイクになり得るか


総合的に見ての上がりのバイクになれるかという点ですが、出力的には抜群の加速力と300km付近まで伸びる高速性能が魅力の車種です。

しかしながら、車格は大きく車高は高く、重量も重く、取り回しが実に大変な点が全てを覆してしまっている印象を受けました。

逆輸入モデルしかないという事で、海外の大柄な方用に作られた印象を受けます。
180cm以上の方でちょうどいいサイズ感ではないかと感じました。

ですので、ZZR1200は走っている時以外の時間は全て疲れてしまいますので、上がりのバイクになり得る可能性は低いのではないかと感じます。

余談

ハイスピードツアラーまたはメガスポーツモデルを乗るのでしたら、前モデルのZZR1100と比較すれば、ZZR1200は出力的には速くなり、乗り易くはなってはいますが、正直近年のZZR1400や隼の方が車高と重心が低く、エンジンも高性能で速いため、素直にそちらを選んだ方が良いと感じます。

隼は何度か走らせましたが、車格は大きいですが、車高と重心が低くハンドリングも良好で非常に乗り易い車種です。

隼は車格の大きさと装備重量の重さがネックかと感じます。
加速の速さとコーナリングのシャープさだけで言ったらレースで勝つために造られた軽量なGSX-R1000Rの方が断然速い印象です。

隼がケツを蹴とばされるトルクフルな速さだとしたらR1000Rは空間を切り裂く軽さからくる異常な速さという印象です。

勿論最高速と高速巡行の安定性は隼に分があります。

新型R1と新型R1000Rを乗り比べた事がありますが筆者程度の腕ではR1000Rの方が走り易かった印象でした。

サーキット常連者の方はR1の方が走らせ易いそうでした。

ZZR1400とZX10Rは未だに試乗も所有もした事がないので近いうちに走らせてみたいところです。

zzr1200romichannel.hatenablog.com


最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
次回は他車種をインプレしていきます。

こちらは筆者が愛用しているおすすめ整備グッズです。

こちらは筆者愛用のシリコン性液体ガスケットです。いくつか試しましたがこちらのワコーズ製が一番使い易く、排気漏れからオイル漏れやゴム部品(インシュレーターやパッキン)補修まで様々な用途に使えて非常に便利です。
ワコーズ製品は多少高価ですが一本持っておけば常温保存で数年使えますので費用対効果は抜群です。色も半透明ですのではみ出しても目立ちにくく非常に使い勝手が良いです。整備に興味ある方は買わなきゃ損な万能ガスケットです。

こちらは筆者愛用の耐ガソリン性の油性液体ガスケットです。前記のワコーズガスケットメイクはシリコン性ですので耐油性は強力ですが耐ガソリンではありませんので燃料には弱いです。こちらは耐ガソリンに特化した製品ですので燃料が流れるキャブレターのパッキン補修などにはこちらを使っています。硬化も早くキャブの燃料漏れに効果抜群です。色もグレーなのではみ出ても目立ちません。よくある茶色の目立つ色ですと錆のように見えて非常に汚く感じます。こちらは常温ですと固まり易いので冷蔵庫で保存しています。こちらの耐ガソリン油性ガスケットと前記耐油シリコンガスケットを持っていれば大抵の整備には事足りますので他のガスケットは必要ないと感じます。

こちらはキャブレター用です。安価でサイズも豊富で1セット持っていると非常に助かります。

こちらは筆者愛用のエアポンプです。ゲージ付きで高圧タイヤのロードバイク用ですので勿論オートバイにも使えます。たまにショップで窒素を入れるよりも毎週家で規定値の空気を入れた方がハンドリングが良好になる印象です。高圧ですのでタイヤ交換時のビードも上げてくれます。チューブタイヤは勿論、チューブレスタイヤビードまで上げてくれますのでコンプレッサーいらずの優れもので長年重宝しています。各メーカー色々ありますがパナレーサーが耐久性が有りおすすめです。

こちらは筆者愛用の燃料添加剤です。給油ごとに30mL程入れています。フューエル1と同等の成分でキャブレター内やインジェクター、ピストンまで綺麗にしてくれます。長年使っておりますが抜群の効果でフューエル1よりも安価でコスパが良く非常におすすめです。

こちらは筆者愛用のスマホホルダーです。スマホカバー&リング付きでも入る優れものなので激しくおすすめします!15mmの厚さのスマホが入った時はめっちゃ感動しました。今でも重宝しています。

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