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軽量ミドルツイン・MT-07・インプレ 理想のバイク

今回はYAMAHA MT-07のインプレです。



YAMAHA MT-07 独自採点評価


1.横に立っての押し引き取り回し

★★★★★★☆☆☆☆


2.トルク感(加速力)

★★★★★★★☆☆☆


3.パワー感(高回転の伸び)

★★★★★★☆☆☆☆


4.気楽さ

★★★★★☆☆☆☆☆


5.疲れにくさ

★★★★★★★☆☆☆


6.上がりのバイクになり得るか

★★★★★★★☆☆☆




1.横に立っての取り回し


MT07はカタログスペック上は装備重量179kg(ABS装備車182kg)と大型バイクとしては軽量です。
しかし実際に横に立ち押し引きしてみますと、スペックよりも重く感じ、気軽に取り回す感覚ではありません。

たしかに大型車にしては車格もコンパクトなのですが、やはりそこは680ccエンジンを積んでいる大型車ですので、車高や重心の関係もあり、取り回しは楽勝な部類とは感じません。
よくMT07オーナーの方が、大きさは400ccクラスです。取り回しは楽勝です。
とレビューしているのを見掛けますが、あれは嘘です。
もしくは、様々な車種を乗り比べた事がないのでしょう。

MT07より重くなりますが、重心の低いW650(装備重量200kg)の方が取り回しは断然楽で余裕がありました。
やはり取り回しには車高と重心と重量のバランスが深く関係していると思われます。


2.トルク感 3.パワー感


MT=マスターオブトルクという車名の通り低回転から高回転までトルクフルで加速もいいです。
MT07は加速が悪いという方がおりますが、そんな事は御座いません。

排気量が上のMT09やSSのR1などに比べるとそう感じはするでしょうが、軽量コンパクトなミドルクラスでこのトルクフルな加速は必要十分かと思います。

ミドルクラスで言いますと、筆者も一時期所有していましたが、トライアンフのストリートトリプル、デイトナなどに搭載されている3気筒675ccエンジン、現行は765ccエンジン、はレスポンスが鋭く唸る加速力が有りミドルクラスストリート最速と思われる素晴らしいエンジンです。

しかしながらエンジン以外、特に電装系がからっきしダメで、故障ばかりでしたので、全くお勧めは出来ません。
ただmoto2に採用されただけあり、エンジンだけは素晴らしいメーカーです。



気になった点


MT07で気になった点はエンジンブレーキが強めという事と、ハンドリングがニュートラルではなく、若干切れ込み気味なところです。
筆者はどちらかと言うと、クイックなハンドリングよりも若干マイルドなハンドリングを好む傾向がありますので、ハンドリングには少々違和感を感じましたが、公道を流す分には問題は感じませんでした。
もう1つ気になったのは
、スロットル開け始めのレスポンスがいまいち良くなく、ワンテンポ遅れる感じがする点です。
MT09を乗った事がある方は分かると思いますが、MT09のスロットルレスポンスは驚く程良いです。
特にAモードは良すぎて危険な香りさえしました。
MT07はモード切替がありませんし、開け始めのインジェクターの設定を、大型ビギナーの方のためにわざとダルくしてあるのではないでしょうか。
モデルチェンジ後の新型MT07はその辺りが改善されている可能性がありますので、機会があれば試乗してみますし、皆様も試乗してみて頂きたいと思います。

4.気楽さ 5.疲れやすさ

取り回しは楽勝ではないものの、辛い訳でもありませんので、ガレージからの出庫や停車後の向き変え等、気楽さという点ではそこそこ良いという感じでしょうか。
乗車ポジションも良く、シートも座りやすく、全域でトルクフルなエンジンですので、一般道、高速道路とそれ程疲れを感じない印象です。

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6.上がりのバイクになり得るか


総合的にみて上がりのバイクに成り得るかと言いますと、軽量ミドルで大型車としては取り回しがそこそこ良いという事と、公道では必要十分な走りが出来ますし、ポジションも疲れにくく、燃費も悪くない。
オンロードのみで考えた場合でしたら、上がりのバイクに成り得る可能性はそれなりにある車種かと思います。

筆者はオフロードも好きですので、一時期MT07にブロックタイヤを履かせて、オンオフ兼用スクランブラーを作ろうと考えました。

しかしいざ入庫してみると、想定以上に重く、取り回しもいまいちでしたので、スクランブラー化は早々に断念した経緯があります。
オフロードでの車重と取り回し易さは、オンロード以上に重要ですので、残念ながらMT07は筆者の上がりバイクに成り得る事はありませんでした。
勿論オンロードのみに使う方々には上がりバイクに成り得る可能性は十分あるのではないかと感じる車種です。

余談ですが、MT07とMT 09、どちらかを選びなさい。と言われたら、筆者は迷わずMT07を選びます。

MT09は鋭いレスポンスと抜群の加速力、高回転の伸び、は素晴らしく、感動さえ覚える完成度の高い3気筒エンジンです。
しかし、筆者が感じた欠点もいくつかありましたので、MT-09のレビューはまたの機会にしていこうと思います。

zzr1200romichannel.hatenablog.com
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最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
次回は他車種をインプレしていきます。

こちらは筆者が愛用しているおすすめ整備グッズです。

こちらは筆者愛用のシリコン性液体ガスケットです。いくつか試しましたがこちらのワコーズ製が一番使い易く、排気漏れからオイル漏れやゴム部品(インシュレーターやパッキン)補修まで様々な用途に使えて非常に便利です。
ワコーズ製品は多少高価ですが一本持っておけば常温保存で数年使えますので費用対効果は抜群です。色も半透明ですのではみ出しても目立ちにくく非常に使い勝手が良いです。整備に興味ある方は買わなきゃ損な万能ガスケットです。

こちらは筆者愛用の耐ガソリン性の油性液体ガスケットです。前記のワコーズガスケットメイクはシリコン性ですので耐油性は強力ですが耐ガソリンではありませんので燃料には弱いです。こちらは耐ガソリンに特化した製品ですので燃料が流れるキャブレターのパッキン補修などにはこちらを使っています。硬化も早くキャブの燃料漏れに効果抜群です。色もグレーなのではみ出ても目立ちません。よくある茶色の目立つ色ですと錆のように見えて非常に汚く感じます。こちらは常温ですと固まり易いので冷蔵庫で保存しています。こちらの耐ガソリン油性ガスケットと前記耐油シリコンガスケットを持っていれば大抵の整備には事足りますので他のガスケットは必要ないと感じます。

こちらはキャブレター用です。安価でサイズも豊富で1セット持っていると非常に助かります。

こちらは筆者愛用のエアポンプです。ゲージ付きで高圧タイヤのロードバイク用ですので勿論オートバイにも使えます。たまにショップで窒素を入れるよりも毎週家で規定値の空気を入れた方がハンドリングが良好になる印象です。高圧ですのでタイヤ交換時のビードも上げてくれます。チューブタイヤは勿論、チューブレスタイヤビードまで上げてくれますのでコンプレッサーいらずの優れもので長年重宝しています。各メーカー色々ありますがパナレーサーが耐久性が有りおすすめです。

こちらは筆者愛用の燃料添加剤です。給油ごとに30mL程入れています。フューエル1と同等の成分でキャブレター内やインジェクター、ピストンまで綺麗にしてくれます。長年使っておりますが抜群の効果でフューエル1よりも安価でコスパが良く非常におすすめです。

こちらは筆者愛用のスマホホルダーです。スマホカバー&リング付きでも入る優れものなので激しくおすすめします!15mmの厚さのスマホが入った時はめっちゃ感動しました。今でも重宝しています。

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