VTR250・インプレ 理想のバイク
今回はHONDA VTR250 インジェクション車、キャブ車のインプレです。
画像はVTR250インジェクション車 外装のみカスタム
VTR250キャブ車 スクランブラーカスタム
HONDA VTR250独自採点評価
1.横に立っての押し引き取り回し
★★★★★★★★★☆
2.トルク感(加速力)
★★★★★☆☆☆☆☆
3.パワー感(高回転の伸び)
★★★★☆☆☆☆☆☆
4.気楽さ
★★★★★★★★☆☆
5.疲れにくさ
★★★★★★★☆☆☆
6.上がりのバイクになり得るか
★★★★★★★☆☆☆
1.横に立っての押し引き取り回し
VTR250は装備重量150kg程で、中型車の中では車格もコンパクトで重心も比較的低く、バーハンドルでハンドル切れ角もわりと広いので、横に立っての押し引き取り回しは楽に出来る車種です。
小柄な方でも両足着きますので立ちごけの心配は皆無で安心感はあります。
SR400より少しだけ小さい車格です。
2.トルク感
HONDA伝統の頑丈な水冷Vツインエンジンを積んでおり、基本的にツインカム高回転型エンジンなのですが、低回転のトルクが比較的太く、粘りがあり全域でフラットなトルクを感じられます。
カタログスペック的にはキャブ車の方が数値は上です。
しかし実際乗り比べてみますと、インジェクション車の方がトルクが太く加速も速く感じます。
ボアアップをしてみたくなる排気量ですが、頑丈なHONDA伝統のVTエンジンは残念ながら、シリンダーとクランクケースが一体化しているため、シリンダーとピストン交換でのボアアップが出来ません。その分10万km以上平気で走る頑丈さがあるのかと思います。
3.パワー感
高回転の伸びはいまひとつといった印象です。
特にキャブ車はセッティングを詰めても100kmから上の伸びがそれ程良くありません。
インジェクション車の方がモーターのように高回転までスムーズに回り、伸びがいい印象です。
ですが、インジェクション車も低回転~中回転の元気の良さに比べると、高回転の元気はいまひとつな感じです。
それでも150km前後まではなんとか伸びていきますので、公道での使用には問題ないかと思います。
高速道路での追い越し等は、少々大変ですが、100km巡航は問題なく可能です。
R25やニンジャ250のような、低回転のトルクはあまりないが、高回転から一気に伸びる車種と比較するとVTR250は真逆なイメージです。
その分、信号待ちなどの低~中回転の加速はVTRの方が速く感じます。
ちなみにWR250と比較しますと、スペック上はVTR250と似たような数値ですが、WR250の方が断然加速も良く、高回転も伸び速いです。
WRのエンジンはスペック以上にかなり速いYAMAHAの技術の結晶のようなエンジンですので、そこはいた仕方がないかと思います。
4.気楽さ
軽量コンパクトな車格で取り回しも楽で、ガレージからの出庫時や、コンビニでの向き変え等も余裕があり、地面が砂利な場合でもあまり気を遣わずに動かす事が出来ます。気楽さは高評価です。
5.疲れにくさ
無理のない乗車姿勢とそこそこ全域でフラットなトルクがあり、エンジンから急かされる事もありませんので、長距離もそれ程疲れません。
高速道路での追い越しは少々大変で120km巡航もなかなか厳しいため、少々ストレスは貯まるかと思います。
ハンドリングはクセがやくニュートラルで曲がり易いためワインディングは爽快で気持ち良く流せます。
6.上がりのバイクになり得るか
総合的に見て上がりのバイクになり得るかですが、取り回しも楽で気楽に乗り出す事ができ、ハンドリングもクセがなく、そこそこのトルクがあり、高速道路はストレスは貯まりますが100km巡航は出来ます。
そう考えますと、VTR250は上がりのバイクになれる可能性は十分あるのではないかと思います。
スクランブラーカスタム
筆者はオンロードもオフロードも好きですので、実際にVTR250を上がりのバイクにしようと、ブロックタイヤ化し、Fフォークを延長し車高を上げ、林道で遊べるオンオフ兼用スクランブラーを作ってみました。
低回転の粘りがあるエンジンというのもオフロードでは扱い易く好みでした。
VTR250スクランブラーを作ってからは、わりと気に入って調整を繰り返し、数ヶ月間セロー250と乗り比べていました。
高速道路が辛いが、オフロードは楽なセローと、高速道路はそこそこ走れるが、オフもそこそこのVTRスクランブラーどちらがいいのか迷いました。
散々乗り比べて迷ったあげく、今ガレージの片隅にいるのはセロー250です。
VTR250スクランブラーも気に入っていて悪くはなかったんですが、なんというか、僅差でしたね。
2輪車はなかなか奥が深いです。
上がりバイクの旅は長くなかなか終わりそうもありません。
zzr1200romichannel.hatenablog.com
最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
次回は他車種をインプレしていきます。
こちらは筆者が愛用しているおすすめ整備グッズです。
こちらは筆者愛用のシリコン性液体ガスケットです。いくつか試しましたがこちらのワコーズ製が一番使い易く、排気漏れからオイル漏れやゴム部品(インシュレーターやパッキン)補修まで様々な用途に使えて非常に便利です。
ワコーズ製品は多少高価ですが一本持っておけば常温保存で数年使えますので費用対効果は抜群です。色も半透明ですのではみ出しても目立ちにくく非常に使い勝手が良いです。整備に興味ある方は買わなきゃ損な万能ガスケットです。
こちらは筆者愛用の耐ガソリン性の油性液体ガスケットです。前記のワコーズガスケットメイクはシリコン性ですので耐油性は強力ですが耐ガソリンではありませんので燃料には弱いです。こちらは耐ガソリンに特化した製品ですので燃料が流れるキャブレターのパッキン補修などにはこちらを使っています。硬化も早くキャブの燃料漏れに効果抜群です。色もグレーなのではみ出ても目立ちません。よくある茶色の目立つ色ですと錆のように見えて非常に汚く感じます。こちらは常温ですと固まり易いので冷蔵庫で保存しています。こちらの耐ガソリン油性ガスケットと前記耐油シリコンガスケットを持っていれば大抵の整備には事足りますので他のガスケットは必要ないと感じます。
こちらはキャブレター用です。安価でサイズも豊富で1セット持っていると非常に助かります。
こちらは筆者愛用のエアポンプです。ゲージ付きで高圧タイヤのロードバイク用ですので勿論オートバイにも使えます。たまにショップで窒素を入れるよりも毎週家で規定値の空気を入れた方がハンドリングが良好になる印象です。高圧ですのでタイヤ交換時のビードも上げてくれます。チューブタイヤは勿論、チューブレスタイヤのビードまで上げてくれますのでコンプレッサーいらずの優れもので長年重宝しています。各メーカー色々ありますがパナレーサーが耐久性が有りおすすめです。
こちらは筆者愛用の燃料添加剤です。給油ごとに30mL程入れています。フューエル1と同等の成分でキャブレター内やインジェクター、ピストンまで綺麗にしてくれます。長年使っておりますが抜群の効果でフューエル1よりも安価でコスパが良く非常におすすめです。
こちらは筆者愛用のスマホホルダーです。スマホカバー&リング付きでも入る優れものなので激しくおすすめします!15mmの厚さのスマホが入った時はめっちゃ感動しました。今でも重宝しています。
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