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打倒WR250・Dトラッカー250(KLX250)・ボアアップ300(292cc)・インプレ 理想のバイク

今回はDトラッカー250と300ボアアップのインプレです。



筆者に弄り回されたDトラッカー250改300キャブ車


入庫時のDトラッカー250キャブ車

Dトラッカー250 独自採点評価


1.横に立っての押し引き取り回し

★★★★★★★★☆☆


2.トルク感(加速力)

★★★★☆☆☆☆☆☆


3.パワー感(高回転の伸び)

★★★★★☆☆☆☆☆


4.気楽さ

★★★★★★★★☆☆


5.疲れにくさ

★★★★★★☆☆☆☆


6.上がりのバイクになり得るか

★★★★★☆☆☆☆☆



youtu.be


1.横に立っての取り回し

www.bikebros.co.jp

Dトラッカー250はモタード車のため、車高は比較的高いですが、ハンドル切れ角も広めで、軽量なため横に立っての取り回しは比較的楽に出来ます。

21インチフルサイズトレール車と比較しても多少楽です。


2.トルク感


Dトラッカーは水冷単気筒ツインカムエンジンを搭載しています。
高回転型エンジンのためか、低回転のトルクはそれほど感じません。

WR250も高回転型エンジンですが、WR250の方が低回転からトルクが太く感じます。



3.パワー感


Dトラッカーは低回転のトルクはいまひとつですが、ツインカムエンジンのため高回転の伸びはそこそこあります。

しかしここもWR250の方が断然伸びが良い印象です。


4.気楽さ


車高はそこそこありますが、軽量で扱い易いため、ガレージからの出庫時やコンビニでの向き変えも余裕があり、気楽さは高評価です。

ですが、始動性があまりいい方ではありません。
KLX系のエンジン車はスーパーシェルパも所有しましたが、これもやはり始動性が良くなく、夏冬季節関係なく数秒間クランキングしなければかかりません。
数秒ではかからない事もザラにありました。

インジェクション車でしたらこの辺りは問題ないでしょうが、キャブ車の場合は始動性の悪さがストレスに感じるかもしれません。


5.疲れにくさ


オフ車、モタード車特有の乗車姿勢は無理がなく楽で、ヒラヒラと曲がり易く、低回転トルクは薄いですが、中~高回転ではキビキビ走ります。

急なUターン等にも気楽にすぐに対応出来ますし、一般道ではそれ程疲れない印象です。
お尻の痛みもWR250程ではなく、長距離もなんとか耐えられるレベルだと感じます。
ただ、高速道路での追い越し等は苦手ですので、ストレスに感じるかと思います。

WR250は110~120km巡航が可能ですが、Dトラッカーはだいぶ厳しい印象です。
100km巡航は可能です。


300(292cc)シリンダーとピストンに交換


低回転のトルクの薄さの改善と打倒WRを目標に、KLX系エンジンでは定番の300ボアアップを行ってみました。

こちらは純正ピストン

こちらは300ピストン(292cc)

シリンダー、ピストン交換完了

こちらはヨシムラハイカムST-1

ヨシムラカム外した後

こちらは純正カム

ボアアップ後の印象


低回転のトルクはかなり太くなり加速は良くなりましたが、高回転が上まで回らなくなりました。

そこで純正カムをヨシムラハイカムに交換してみました。
すると、高回転まで綺麗に回るようになりましたが、今度は低回転のトルクは純正以下に落ちてしまいました。

イカムはST-1でしたが、ここまで低回転が落ちるとは思ってもいませんでした。
最高速は伸びたのでしょうが、純正以上に回さないと走らないので疲れますし、筆者は低回転トルクが太い車種が好みですのでやっちまった感を感じました。

ちなみに292cc ヨシムラカムST-1、PWK34キャブレター、ヨシムラマフラーの状態でもノーマルWR250の方が全域でトルクフルで上も伸び断然速かったです。
全てにおいて完敗でした。

WRはスペック以上に感じる素晴らしいエンジンを積んでいると思います。
オフロードのR1は伊達ではなく、間違いなくYAMAHAの技術の結晶だと感じます。


しかしWR250にも欠点がありましたので気になる方はこちらをご覧ください。

zzr1200romichannel.hatenablog.com

Dトラッカー(KLX250系エンジン)の弱点


WRに完敗を喫した可哀想なDトラッカーですが、追い討ちとばかりに致命的な弱点がありました。
それはカムジャーナルの耐久性がいまいちで弱い事です。


カムジャーナルのかじり


上記画像の通りですが、IN側(リア側)のジャーナル部がかじられ端は変形していました。

これは入庫しボアアップする前に、ヘッドを開けてみたらすでにこんな状態でしたので、カム交換時に丁寧にペーパーとバフをかけ、ある程度は修正しましたが完全には綺麗にはなりませんでした。

走行距離30000kmのエンジンでこんな状態でした。
KLX、Dトラッカー、カムジャーナルで検索してみると、同じ症状の方が多数いましたので、このエンジンはカムジャーナルが弱いのは間違いないかと思います。

カムジャーナルがやられますと、カムがスムーズに回らなくなりますし、悪化していくとカムが暴れだします。
状態のいいヘッドに交換するしか改善方法がなくなりますし、状態のいいヘッドに交換してもまた同じ症状になる可能性があるので負のスパイラルに陥り易く致命的かと感じます。

KLX系エンジンはカムチェーンの伸びるのが比較的早く、カラカラと音が出始めますので、その音を消すためにカムチェーンテンショナーをきつめにする方が多くみられます。

そしてカムに過剰な力が加わりジャーナルがやられてしまう。
という流れなのではないかと筆者は推測しています。

ですのでエンジンからカラカラと音が鳴り始めた場合はテンショナーを強くするのではなく、カムチェーンを素直に新品に交換するのが正解ではないかと感じます。

ですが、カムチェーンの交換は腰下が絡んでくるため、どうしても手っ取り早くテンショナーで収めてしまおうという気持ちも筆者はよく分かります。

要は最初からカムジャーナルとカムチェーンが強ければいい話なのですが。


6.上がりのバイクになり得るか


総合的にみましてDトラッカー250は上がりのバイクになり得るかという点ですが、取り回しは楽で気楽に乗り出す事が出来ますし、曲がり易くそこそこのパワーがあり、高速道路も100km巡航は可能です。

しかしながら、かなり手を加えてもWR250には到底敵う事が出来ませんし、エンジンの致命的な弱点もありますので、Dトラッカーは上がりバイクになる可能性は低いのではないかと感じます。

ちなみに筆者はあのカムジャーナルを見てからはトラウマになってしまいましたので、KLX系エンジン搭載車は2度と購入する事はないかと思います。

新型のKLX250インジェクション車はその辺りがしっかり改善されているのでしたら、キャブ車よりインジェクション車の方がトルクフルで吹け上がりもスムーズで速いでしょうし、安心して長く楽しめる車種だと感じます。
KLX250インジェクション車を走らせる機会がありましたらまたインプレしていこうと思います。

セロー250はどうなのか

zzr1200romichannel.hatenablog.com


最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
次回は他車種をインプレしていきます。

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