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自分の理想のバイクをさがそう

隠れた名車・ZZR1200・インプレ 理想のバイク

今回はZZR1200のインプレです



こちらは筆者がvmax1200の次に乗り出した車両です。



まだ若い頃でしたのでわりと派手目になっていました。



ZZR1200は国内仕様が存在せず、全て逆輸入車になります。
ヘッドライトの形状からミッキーという通称で呼ばれているようです。

ZZR1200独自採点評価


1.横に立っての押し引き取り回し

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


2.トルク感(加速力)

★★★★★★★☆☆☆


3.パワー感(高回転の伸び)

★★★★★★★★★☆


4.気楽さ

★☆☆☆☆☆☆☆☆☆


5.疲れにくさ

★★★★★☆☆☆☆☆


6.上がりのバイクになり得るか

★★★☆☆☆☆☆☆☆





1.横に立っての押し引き取り回し

bike-lineage.org

ZZR1200は装備重量270kg程あり、車格も大きく、近年のZZR1400や隼などよりも車高と重心が高く扱いにくい印象です。

セパレートハンドルという事もあり、横に立っての取り回しは実に大変で、大変気を遣います。

地面が砂利や、アスファルトに砂がかかっている場合などの際は、足を滑らせると簡単にひっくり返す車格と重量があります。

ZZR1400や隼、またはハーレー系の方が車高と重心が低いため、ZZR1200よりは比較的取り回しがまだ楽な印象です。

正直に言いまして、筆者が今まで走らせてきた数十車種の中で、取り回しはワーストクラスの車種です。

アフリカツインやBMW1200GS等ビッグアドベンチャー系に匹敵する程取り回しは厳しい印象です。

2.トルク感


ZZR1100から受け継いだ直列4気筒1200ccエンジンを搭載しております。

インジェクション化される直前の熟成されたキャブレター最終モデルという事もあり、高回転型エンジンですが、低回転から太いトルクを感じる事が出来ました。

200kmまでの加速は10秒もかからないと、重量を感じさせない加速力があります。
こちらの車両の前に乗っていたvmax1200より断然速かった印象です。

正直vmax1200は評判程速い車種ではありませんでした。

zzr1200romichannel.hatenablog.com



3.パワー感


当時の世界最速の座はZX12Rに譲り、ZZR1200はハイスピードツアラーという立ち位置となりましたが、まったりゆっくりと走るモデルとなった訳ではありませんでした。

ラムエア加圧時160馬力を超えていますので200kmまではあっという間で、300km付近まで何事もなく伸びていきます。

大きなカウルの恩恵もあり、速度を出せば出す程にビシッと安定していく印象でした。

250km付近になりますと、トンネルを走っている訳ではないのに透明なトンネルを走っているような景色でした。
勿論サーキットでの話です。

熟成されたキャブレター最終モデルという事もあってか、吹け上がりはスムーズでキャブレターの不調は1度もなかったと記憶しています。


4.気楽さ


ガレージからの出庫時や、コンビニでの向き変え等はかなり気を遣い、だいぶ疲れますしストレスフルなため、気楽さは皆無です。
大きく重く、セパレートハンドルのためUターンもままなりません。

筆者はこの車種に乗ってから初めてダウンサイジングをしていこうと考え始め、ミドルクラスに乗り継いでいくきっかけとなった重要な車種でした。

zzr1200romichannel.hatenablog.com

zzr1200romichannel.hatenablog.com

5.疲れにくさ


走り出してしまえば、乗車姿勢もリッターSSのように逆立ちしているようなきつい感じではありませんのでそれ程疲れません。

低回転トルクも太いので一般道も不便はなく、160馬力のパワーで高速道路も余裕があります。



ハンドリングはクセがなくニュートラルで、重量がありますので、寝かし込みにはモッサリ感はありますが、意外と曲がり易い印象です。

車格が大きく車高が高いため、渋滞時や、信号の多い道などでは足着きが悪く正直疲れます。

長距離ですと高速道路上は快適なのですが、高速道路を降りた後のストップアンドゴーは苦手でかなり疲れる印象です。


6.上がりのバイクになり得るか


総合的に見ての上がりのバイクになれるかという点ですが、出力的には抜群の加速力と300km付近まで伸びる高速性能が魅力の車種です。

しかしながら、車格は大きく車高は高く、重量も重く、取り回しが実に大変な点が全てを覆してしまっている印象を受けました。

逆輸入モデルしかないという事で、海外の大柄な方用に作られた印象を受けます。
180cm以上の方でちょうどいいサイズ感ではないかと感じました。

ですので、ZZR1200は走っている時以外の時間は全て疲れてしまいますので、上がりのバイクになり得る可能性は低いのではないかと感じます。

余談

ハイスピードツアラーまたはメガスポーツモデルを乗るのでしたら、前モデルのZZR1100と比較すれば、ZZR1200は出力的には速くなり、乗り易くはなってはいますが、正直近年のZZR1400や隼の方が車高と重心が低く、エンジンも高性能で速いため、素直にそちらを選んだ方が良いと感じます。

隼は何度か走らせましたが、車格は大きいですが、車高と重心が低くハンドリングも良好で非常に乗り易い車種です。

隼は車格の大きさと装備重量の重さがネックかと感じます。
加速の速さとコーナリングのシャープさだけで言ったらレースで勝つために造られた軽量なGSX-R1000Rの方が断然速い印象です。

隼がケツを蹴とばされるトルクフルな速さだとしたらR1000Rは空間を切り裂く軽さからくる異常な速さという印象です。

勿論最高速と高速巡行の安定性は隼に分があります。

新型R1と新型R1000Rを乗り比べた事がありますが筆者程度の腕ではR1000Rの方が走り易かった印象でした。

サーキット常連者の方はR1の方が走らせ易いそうでした。

ZZR1400とZX10Rは未だに試乗も所有もした事がないので近いうちに走らせてみたいところです。

zzr1200romichannel.hatenablog.com


最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
次回は他車種をインプレしていきます。

こちらは筆者が愛用しているおすすめ整備グッズです。

こちらは筆者愛用のシリコン性液体ガスケットです。いくつか試しましたがこちらのワコーズ製が一番使い易く、排気漏れからオイル漏れやゴム部品(インシュレーターやパッキン)補修まで様々な用途に使えて非常に便利です。
ワコーズ製品は多少高価ですが一本持っておけば常温保存で数年使えますので費用対効果は抜群です。色も半透明ですのではみ出しても目立ちにくく非常に使い勝手が良いです。整備に興味ある方は買わなきゃ損な万能ガスケットです。

こちらは筆者愛用の耐ガソリン性の油性液体ガスケットです。前記のワコーズガスケットメイクはシリコン性ですので耐油性は強力ですが耐ガソリンではありませんので燃料には弱いです。こちらは耐ガソリンに特化した製品ですので燃料が流れるキャブレターのパッキン補修などにはこちらを使っています。硬化も早くキャブの燃料漏れに効果抜群です。色もグレーなのではみ出ても目立ちません。よくある茶色の目立つ色ですと錆のように見えて非常に汚く感じます。こちらは常温ですと固まり易いので冷蔵庫で保存しています。こちらの耐ガソリン油性ガスケットと前記耐油シリコンガスケットを持っていれば大抵の整備には事足りますので他のガスケットは必要ないと感じます。

こちらはキャブレター用です。安価でサイズも豊富で1セット持っていると非常に助かります。

こちらは筆者愛用のエアポンプです。ゲージ付きで高圧タイヤのロードバイク用ですので勿論オートバイにも使えます。たまにショップで窒素を入れるよりも毎週家で規定値の空気を入れた方がハンドリングが良好になる印象です。高圧ですのでタイヤ交換時のビードも上げてくれます。チューブタイヤは勿論、チューブレスタイヤビードまで上げてくれますのでコンプレッサーいらずの優れもので長年重宝しています。各メーカー色々ありますがパナレーサーが耐久性が有りおすすめです。

こちらは筆者愛用の燃料添加剤です。給油ごとに30mL程入れています。フューエル1と同等の成分でキャブレター内やインジェクター、ピストンまで綺麗にしてくれます。長年使っておりますが抜群の効果でフューエル1よりも安価でコスパが良く非常におすすめです。

こちらは筆者愛用のスマホホルダーです。スマホカバー&リング付きでも入る優れものなので激しくおすすめします!15mmの厚さのスマホが入った時はめっちゃ感動しました。今でも重宝しています。

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驚愕のハンドリング・ホーネット250・インプレ・極太タイヤ・理想のバイク

今回はホーネット250のインプレです


ホーネット250独自採点評価


1.横に立っての押し引き取り回し

★★★★★☆☆☆☆☆


2.トルク感(加速力)

★★★★☆☆☆☆☆☆


3.パワー感(高回転の伸び)

★★★★★☆☆☆☆☆


4.気楽さ

★★★★★☆☆☆☆☆


5.疲れにくさ

★★★★★☆☆☆☆☆


6.上がりのバイクになり得るか
★★★★☆☆☆☆☆☆






www.bikebros.co.jp

1.押し引き取り回し

youtu.be

ホーネット250は直列四気筒エンジンを搭載していますので、250ccクラスの中では大柄で比較的重量があり、400ccクラスの取り回しと大差はなく、250ccクラスの中では取り回しには少々気を遣う印象です。

フロントホイールが16インチという点と、タイヤサイズがフロント130、リア180とリッタークラス並みに太いため、ハンドリングに違和感があり、その辺りも取り回しにも影響している印象を受けます。


2.トルク感


高回転型エンジンのため、低回転のトルクは感じず、中回転越えた辺りから多少トルクを感じるようになりますが、基本的には高回転によるパワーのみで加速していく印象です。

エンジン出力的にタイヤが前後ともに必要以上に太く重いため、太いタイヤにトルクを食われしまい加速が鈍っていると感じました。

車格とエンジン出力的にはフロント110、リア160辺りがベストな気がします。
もしくはリアは150でも十分ではないかと感じます。

タイヤは車格と出力によりますが、ある程度細くて軽い方が加速は断然速くなる印象です。


3.パワー感

吹け上がりが良く、モーターのように高回転までスムーズに回るエンジンのため、高回転のパワーでの伸びは気持ちよく伸びてくれます。

ある程度速度がのってくればタイヤの重さもそれ程デメリットではなくなってくる印象です。


4.気楽さ


250ccクラスの中では大柄でタイヤも太いですが、四気筒の大型バイクに比べれば比較的気楽に乗り出す事は可能です。

ですが、他の250ccクラスと比較すると気楽さはいまひとつな印象です。

ガレージ出庫時や、コンビニ等での向き変えも400ccクラスと大差なく多少は気を遣う程度でストレスを感じる程ではありません。


5.疲れにくさ


乗車姿勢は無理がなく楽なのですが、高回転型エンジンですので、ある程度回してあげなければ気持ちいい加速を味わう事が出来ず、低回転のトルクが薄いため、渋滞時にはその辺りがストレスに感じるかもしれません。

一般道ではあまり回せず、かといって高速道路ではややパワー不足で、大型バイクのようには追い越しは出来ません。
100km巡航は余裕があります。
120km巡航も可能ですが、120kmで長時間巡航はエンジン的にもライダー的にも厳しい印象です。
この辺りはなかなか難しい立ち位置の車種かと思います。


気になる点


筆者がホーネット250で一番気になった点は、ハンドリングが違和感だらけで非常に曲がりにくいという事です。

フロントホイールが16インチ、タイヤ幅がフロント130、リア180、という奇妙な設定が大きく影響していると思われます。
前後タイヤとも車格の割に太過ぎますので、寝かし込みが遅くなかなか寝てくれません。

そしてワンテンポ遅れてやっと寝てきたと思ったら、16インチの影響なのかそこから一気に切れ込んでいく印象を受けました。

筆者には違和感だらけでなかなか慣れず、非常に曲がりにくい記憶だけが残りました。

オーナーレビューを拝見しますと、メチャメチャ曲がり易い!
と自信満々に言っている方がいましたが、きっと様々な車種を走らせた事がないのでしょう。

その方はこうも言っていました。
オフ車とかに比べれば曲がります!

と、筆者は拝見しながら大笑いしてしまいました。

筆者が知る限り、オフ車より曲がり易い車種はこの世には存在しない筈です。
オフ車やモタードが峠で速いのは曲がり易く軽いからです。
この方はオフ車を走らせた事がないのだなとすぐに感じました。

しかしながらオーナーレビューというものは、わりと見当違いな事を自信満々で記述している方が多い印象を受けます。

自分の乗っているバイクを贔屓したくなる気持ちは分かりますが、それでは客観的な目線での意見は聞けませんので、レビューとしての参考には全くならないと感じます。

曲がり易いという話で思い出したのですが、現行のGSX-R1000Rを試乗させて頂いた時に感じたのが、メチャメチャ曲がり易い!でした。

装備重量200kg、200馬力で逆立ちして乗るような乗車姿勢の車種ですが、これが本当に曲がり易く、目線を向け少し肩を入れただけでスパンッと曲がっていきますし、空間を切り裂くような加速力がありました。

隼と比較してもR1000Rの方が軽い分、断然加速が良く、尚且つ曲がり易い印象を受けました。
サーキットで勝つために作られた車種は伊達ではないと感じました。

現行のR1も試乗させて頂きましたが、こちらはR1000Rより曲がりにくく、クロスプレーンエンジン独特のV4エンジンのようなフィーリングも筆者の好みではありませんでした。
サーキット常連の方の場合はR1の方が曲がり易いという意見も聞きますので、筆者がただ下手くそなだけなのかと思います。

話を戻しますが、ホーネット250の奇妙なハンドリングですが、フロント、リアともにタイヤをワンサイズ、もしくはツーサイズ細くすれば多少乗り易くなりそうな気がします。
太いタイヤの見た目が売りの車種ですので、そうしてしまうと本末転倒な気もしますし、どうなのでしょうか。
筆者もどう記述していいのかなかなか困ってしまいます。


6.上がりのバイクになり得るか


総合的にみましてホーネット250は上がりのバイクになり得るかという点ですが、エンジン的にはトルクは薄いですが、高回転で伸びるパワーと、モーターのようなリニアな吹け上がりは魅力的です。
四気筒好きな方にはF1のような排気音も魅力的に映るでしょう。

しかしながらハンドリングがいまひとつ、いやいまふたつ位に感じてしまいます。
筆者はKawasakiのバリオスも所有した事がありますが、吹け上がりや加速はホーネットの方が良い印象でしたが、ハンドリングはバリオスの方が断然良かった記憶があります。

筆者のような手足のように扱う操作性を重要視するような方の場合は、ホーネット250は上がりのバイクになる可能性は低いのではないかと感じます。

前後リッタークラス並みの極太タイヤで、外装もスタイリッシュでイカつく、外観は非常に格好良く魅力的な車種なのは間違いないと思います。

あとはハンドリングが良かったらもっといい車種になったんではないかと感じています。


zzr1200romichannel.hatenablog.com

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最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
次回は他車種をインプレしていきます。

こちらは筆者が愛用しているおすすめ整備グッズです。

こちらは筆者愛用のシリコン性液体ガスケットです。いくつか試しましたがこちらのワコーズ製が一番使い易く、排気漏れからオイル漏れやゴム部品(インシュレーターやパッキン)補修まで様々な用途に使えて非常に便利です。
ワコーズ製品は多少高価ですが一本持っておけば常温保存で数年使えますので費用対効果は抜群です。色も半透明ですのではみ出しても目立ちにくく非常に使い勝手が良いです。整備に興味ある方は買わなきゃ損な万能ガスケットです。

こちらは筆者愛用の耐ガソリン性の油性液体ガスケットです。前記のワコーズガスケットメイクはシリコン性ですので耐油性は強力ですが耐ガソリンではありませんので燃料には弱いです。こちらは耐ガソリンに特化した製品ですので燃料が流れるキャブレターのパッキン補修などにはこちらを使っています。硬化も早くキャブの燃料漏れに効果抜群です。色もグレーなのではみ出ても目立ちません。よくある茶色の目立つ色ですと錆のように見えて非常に汚く感じます。こちらは常温ですと固まり易いので冷蔵庫で保存しています。こちらの耐ガソリン油性ガスケットと前記耐油シリコンガスケットを持っていれば大抵の整備には事足りますので他のガスケットは必要ないと感じます。

こちらはキャブレター用です。安価でサイズも豊富で1セット持っていると非常に助かります。

こちらは筆者愛用のエアポンプです。ゲージ付きで高圧タイヤのロードバイク用ですので勿論オートバイにも使えます。たまにショップで窒素を入れるよりも毎週家で規定値の空気を入れた方がハンドリングが良好になる印象です。高圧ですのでタイヤ交換時のビードも上げてくれます。チューブタイヤは勿論、チューブレスタイヤビードまで上げてくれますのでコンプレッサーいらずの優れもので長年重宝しています。各メーカー色々ありますがパナレーサーが耐久性が有りおすすめです。

こちらは筆者愛用の燃料添加剤です。給油ごとに30mL程入れています。フューエル1と同等の成分でキャブレター内やインジェクター、ピストンまで綺麗にしてくれます。長年使っておりますが抜群の効果でフューエル1よりも安価でコスパが良く非常におすすめです。

こちらは筆者愛用のスマホホルダーです。スマホカバー&リング付きでも入る優れものなので激しくおすすめします!15mmの厚さのスマホが入った時はめっちゃ感動しました。今でも重宝しています。

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怒涛のトルクモンスター・ビューエル・M2サイクロン・インプレ 理想のバイク

今回はビューエル・M2サイクロンのインプレです



こちらはネオカフェレーサーカスタム車両です。
S1フォーク、HSR42キャブ仕様

ビューエル・M2サイクロン独自採点評価


1.横に立っての押し引き取り回し

★★★☆☆☆☆☆☆☆


2.トルク感(加速力)

★★★★★★★★☆☆


3.パワー感(高回転の伸び)

★★★★★★☆☆☆☆


4.気楽さ

★★☆☆☆☆☆☆☆☆


5.疲れにくさ

★★★☆☆☆☆☆☆☆


6.上がりのバイクになり得るか

★★★★☆☆☆☆☆☆





bike-lineage.org

1.横に立っての押し引き取り回し

youtu.be

ビューエルというメーカーは、ハーレーダビッドソン社から独立した、エリックビューエルという方が設立したメーカーです。

M2サイクロンは、ハーレーダビッドソン社のリジットマウントモデルのXL1200スポーツスターのエンジンをベースに、ビューエル社がフルチューニングを施したエンジンを、スポーツスターよりも軽量な車体に積まれた車種になります。

装備重量は220kg程で、XL1200よりも20kg程軽量化されています。
車格はリジットマウントモデルのXL1200と大差ありませんが、軽量化されていますので、XL1200よりは多少取り回しが楽な印象です。

M2サイクロンの次世代の車格がコンパクトなファイヤーボルト等のXB12シリーズと比較すると、M2サイクロンは一回り大きく、ハンドル切れ角はそれ程広くないため小回りは苦手です。


2.トルク感


元々トルクフルなXL1200エンジンをフルチューニングされていますので、トルク感は凄まじく、0発進から100kmまでの加速力はXL1200やビッグツイン系(ダイナ、ソフテイル)を軽く凌駕し、リッターSSクラスに並ぶ速さがあります。

ケツを蹴飛ばされたような、怒涛の加速を感じられます。
一発一発地面を蹴って加速している感覚がライダーに伝わってきます。



3.パワー感


スロットルレスポンスの良いフルチューニングを施された凄まじいトルクを感じるエンジンですが、元々高回転まで回らないXL1200エンジンがベースですので、ビューエル社が、ハイカムにて高回転寄りにチューニングはされてはいますが、四気筒エンジンのようには高回転は回りません。

それでも高回転はXL1200よりは回りますので、200km付近までは比較的容易に速度が伸びていきます。
その代わり、ハーレー社のエンジンのような、リズムの良いいわゆる3拍子の排気音は出ないエンジンになっています。

次世代のXB12シリーズのエンジンの方が、低速トルクは薄いですが、高回転はスムーズに回る印象です。


4.気楽さ


XL1200よりは軽量ですが、エンジン自体は大きく重く、車格はスポーツスターと大差ありません。
ハンドル切れ角もそれ程ないため、ガレージ出庫時や、コンビニ等での向き変えも比較的気を遣いますので、気楽さというものはあまり感じられません。

次世代のXB12シリーズの方がより軽量コンパクトですので、M2やS1と比較すると余裕があり、気楽さがあるかと思います。


5.疲れにくさ


XL1200をそのままストリートファイターにしたような乗車姿勢です。
ハンドルがわりと遠く、バックステップ気味ですので、小柄な方には少々大変で、大柄な方でちょうど良いかなという印象です。

低速のトルクが凄まじく、ラフに扱うとリアタイヤが簡単に滑り、スリップダウンしてしまうため、操作にはやや気を遣いますので少々気疲れするかもしれません。

ハンドリングは切れ角こそありませんが、思っていたよりは良好で、若干切れ込む印象がありますがそれ程は苦にはならない感じでした。

気になった部分


筆者が一番気になったのは、エンジンからの強烈な熱風でした。
ちょうど股の内側辺りにエンジンからの強烈な熱風が当たり、火傷しそうに感じるレベルでした。
夏場は内股がすぐにヒリヒリしてきます。

空冷のビッグなエンジンをメーカーチューニングしてありますので、発熱量が半端ではなく、バックステップ気味ですので、ハーレー系の車体のように、足を開いて乗る事も出来ないため、凄まじい熱風が直に内股に当たります。

貧弱な筆者は長距離はとても耐えられませんでした。
この車両は外装(フェンダー、サイドカバー等)もカスタムされていましたので、その関係もあったのかもしれませんが、とても乗っていられるものではありませんでした。



6.上がりのバイクになり得るか


総合的にみた上がりのバイクになり得るか、という点ですが、M2サイクロンは、取り回しも比較的気を遣い、気楽さもあまり感じられず、凄まじいトルクでの怒涛の加速力以外には目立った良いところが感じられませんでした。

唯一無二の雰囲気と怒涛の加速力は魅力的ですが、エンジンからの強烈な熱風で火傷の危険性もありますし、上がりバイクになり得る可能性は低いのではないかと感じます。

筆者は軽量化され、フルチューニングされたスポーツスターとは一体どんなものなのかと、非常に興味を抱き乗り出してみました。

強烈なトルクによる凄まじい加速力には驚愕しましたが、ほんの数ヶ月で筆者には合わないと感じ、手放した経緯があります。

ビューエルはどのモデルもスロットルレスポンスが素晴らしく、加速力はハーレー社のエンジンの比ではないですから、ハーレー系モデルに乗っていて、ビューエルにも乗ってみたいな、という方は、1度走らせてみると新たな発見があり面白いかと思います。

ビューエルM2サイクロンはすれ違ったライダー達が振り返る程に唯一無二の雰囲気を持つ極めて玄人向けの車種かと感じました。
見た目と雰囲気は筆者の好みの車種でした。


zzr1200romichannel.hatenablog.com

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次回は他車種をインプレしていきます。

こちらは筆者が愛用しているおすすめ整備グッズです。

こちらは筆者愛用のシリコン性液体ガスケットです。いくつか試しましたがこちらのワコーズ製が一番使い易く、排気漏れからオイル漏れやゴム部品(インシュレーターやパッキン)補修まで様々な用途に使えて非常に便利です。
ワコーズ製品は多少高価ですが一本持っておけば常温保存で数年使えますので費用対効果は抜群です。色も半透明ですのではみ出しても目立ちにくく非常に使い勝手が良いです。整備に興味ある方は買わなきゃ損な万能ガスケットです。

こちらは筆者愛用の耐ガソリン性の油性液体ガスケットです。前記のワコーズガスケットメイクはシリコン性ですので耐油性は強力ですが耐ガソリンではありませんので燃料には弱いです。こちらは耐ガソリンに特化した製品ですので燃料が流れるキャブレターのパッキン補修などにはこちらを使っています。硬化も早くキャブの燃料漏れに効果抜群です。色もグレーなのではみ出ても目立ちません。よくある茶色の目立つ色ですと錆のように見えて非常に汚く感じます。こちらは常温ですと固まり易いので冷蔵庫で保存しています。こちらの耐ガソリン油性ガスケットと前記耐油シリコンガスケットを持っていれば大抵の整備には事足りますので他のガスケットは必要ないと感じます。

こちらはキャブレター用です。安価でサイズも豊富で1セット持っていると非常に助かります。

こちらは筆者愛用のエアポンプです。ゲージ付きで高圧タイヤのロードバイク用ですので勿論オートバイにも使えます。たまにショップで窒素を入れるよりも毎週家で規定値の空気を入れた方がハンドリングが良好になる印象です。高圧ですのでタイヤ交換時のビードも上げてくれます。チューブタイヤは勿論、チューブレスタイヤビードまで上げてくれますのでコンプレッサーいらずの優れもので長年重宝しています。各メーカー色々ありますがパナレーサーが耐久性が有りおすすめです。

こちらは筆者愛用の燃料添加剤です。給油ごとに30mL程入れています。フューエル1と同等の成分でキャブレター内やインジェクター、ピストンまで綺麗にしてくれます。長年使っておりますが抜群の効果でフューエル1よりも安価でコスパが良く非常におすすめです。

こちらは筆者愛用のスマホホルダーです。スマホカバー&リング付きでも入る優れものなので激しくおすすめします!15mmの厚さのスマホが入った時はめっちゃ感動しました。今でも重宝しています。

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CB400ss・オーバーフロー・キャブレター洗浄

今回はCB400ssがやってきました


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状態

貴重な後期型のセル付きモデルです。
勿論キックも付いています。

ぱっと見は純正ルックで綺麗ぽく見えますが、
タイヤ前後ツンツルてん。

ヘッドライトケース割れ有りで光軸出そうもなく要交換。
右側サイドカバーも割れていますので要交換。

シリンダー付近からオイル滲み有りなので後々原因追求していきます。



始動

とりあえずパパっと裸にしてからfcr062添加済みの燃料を点滴にて始動試みます。
CB400ssはシートもタンクもサイドカバーも他車種より外すのが容易で楽でいいですね。


オーバーフロー

点滴にてあっけなく始動しましたが、アイドリング不安定で、キャブレターから勢いよくオーバーフローしています。
キャブレターの上下ドレン両方から漏れています。
フロートバルブ辺りが怪しそうです。



キャブレター取り外し

とりあえずキャブレター取り外してバラしてからサンエスK-1にドブ浸けしてみます。
ジェット類は見える範囲は詰まりはありませんでした。

フロートバルブ段つきもなかったですし、他に何か原因があるのかもしれません。
バケツに入れて放っておいただけですが、ドブ浸けの写真を撮り忘れました。

サンエスで濃度5%、湯温60度3時間程浸けました。
後日また組み直して様子みてみます。

整備性

CB400ssはAISがありますので、ホース類が多くキャブ取り外し作業の際は邪魔ですが、純正エアクリーナー仕様の車両でもインマニごと横にずらすとエアクリーナーBOXをずらす必要なく、意外と簡単にキャブを外す事が出来ました。

純正エアクリーナーBOX仕様のSRよりも楽かもしれません。
SRは腰上整備時もエンジンを降ろさなくてはいけないですが、こちらは腰上でしたら降ろさずにそのまま作業出来ますのでわりと整備性が良さそうです。


今後の予定

すでにタイヤは発注済みなのですが、前後ブロックタイヤを履かせ、オンロードオフロード兼用の林道で楽しめるスクランブラーカスタムをしていく予定です。

車高確保にFフォーク延長とリアサスも長いタイプに交換するかもしれません。
この車両はベース車としてもまだまだ要整備ですので、コツコツと楽しみながらやっていこうと思います。

余談

筆者は酷い花粉症があります。
今年はすでに花粉が多く飛んでますしバイク好きには辛い年になりそうですね。
筆者は目と鼻がもうダメです。
外で整備しているだけで辛いですね。
5月まで続くと思うとゲンナリします。
スギの木がない海外が羨ましい限りです。

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こちらは筆者愛用のシリコン性液体ガスケットです。いくつか試しましたがこちらのワコーズ製が一番使い易く、排気漏れからオイル漏れやゴム部品(インシュレーターやパッキン)補修まで様々な用途に使えて非常に便利です。
ワコーズ製品は多少高価ですが一本持っておけば常温保存で数年使えますので費用対効果は抜群です。色も半透明ですのではみ出しても目立ちにくく非常に使い勝手が良いです。整備に興味ある方は買わなきゃ損な万能ガスケットです。

こちらは筆者愛用の耐ガソリン性の油性液体ガスケットです。前記のワコーズガスケットメイクはシリコン性ですので耐油性は強力ですが耐ガソリンではありませんので燃料には弱いです。こちらは耐ガソリンに特化した製品ですので燃料が流れるキャブレターのパッキン補修などにはこちらを使っています。硬化も早くキャブの燃料漏れに効果抜群です。色もグレーなのではみ出ても目立ちません。よくある茶色の目立つ色ですと錆のように見えて非常に汚く感じます。こちらは常温ですと固まり易いので冷蔵庫で保存しています。こちらの耐ガソリン油性ガスケットと前記耐油シリコンガスケットを持っていれば大抵の整備には事足りますので他のガスケットは必要ないと感じます。

こちらはキャブレター用です。安価でサイズも豊富で1セット持っていると非常に助かります。

こちらは筆者愛用のエアポンプです。ゲージ付きで高圧タイヤのロードバイク用ですので勿論オートバイにも使えます。たまにショップで窒素を入れるよりも毎週家で規定値の空気を入れた方がハンドリングが良好になる印象です。高圧ですのでタイヤ交換時のビードも上げてくれます。チューブタイヤは勿論、チューブレスタイヤビードまで上げてくれますのでコンプレッサーいらずの優れもので長年重宝しています。各メーカー色々ありますがパナレーサーが耐久性が有りおすすめです。

こちらは筆者愛用の燃料添加剤です。給油ごとに30mL程入れています。フューエル1と同等の成分でキャブレター内やインジェクター、ピストンまで綺麗にしてくれます。長年使っておりますが抜群の効果でフューエル1よりも安価でコスパが良く非常におすすめです。

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